2005-02-13から1日間の記事一覧

『朝の少女』マイケル・ドリス 灰谷健次郎 訳 新潮文庫[Amazon]

自然豊かな島で暮らす、誰よりも早起きで夢見がちな少女は、朝の少女と呼ばれている。そして弟は、夜が好きな少年、星の子と呼ばれている。姉弟の交互の語りによって、ふたりが両親や、自然、星、海から学び、成長してゆく様を、生命の繋がりを描いていく物…

『ディア ノーバディ』バーリー・ドハティ 新潮社[Amazon]

受験を控えた18歳の少年クリスと少女ヘレンとの間にひとつの命が宿る。イギリスの児童文学最高の栄誉である1992年度カーネギー賞受賞作。ヘレンは宿った命に「ノーバディ」(だれでもない者)と名づけ、その命に戸惑いながら、母やクリスへの繋がり、距離や、…