上村なおか ソロダンス2005『一の百』ベニサン・ピット

何かしらの胎動を衝動として即興で演じている印象。三味線と長唄を流し赤い布の上で、脚を中心にした動きは、自我の芽生えたからくり人形めいたもの。四方のプログレロック轟音の反り返りの振幅。生み出し、還っていく刹那の間とゆったりとした肉体の振幅。繊細な命の鼓動。