レニ・バッソ「ゴーストリー・ラウンド/Ghostly Round」 パークタワーホール

円環 時を刻ませる機械の仕掛け人としての北村明子の位置としての今回はソロなのだろうか。まず、一歩引いた位置が気になる。肉体制御の端的な統制された美としてのダンス(今回の群舞もとても好みだ)を逆手にとった日本的儀礼美としてのコントなどフェイズごとのバラエティが豊かで見ごたえがある。音楽も素晴らしい。しかし個人的な好みであるコンテンポラリー・ダンスの持つ破綻や奇矯さは皆無だよな、このカンパニーは。わたしとしてもここら辺が微妙なのだが、デザイン性の好みとしては最高なのだ。次回も絶対観る。