『消えた天使』横浜シネマリン

リチャード・ギアが演じた性犯罪者たちを監視する捜査官の描写がどうももったいない。怪物と闘うために自ら怪物となっていく男の造り方が突き抜けない中途半端なもので、もっともう一方の捜査官からの視点を強調して怪物というものを徹底して描いたほうがよかったと思う。ざらついた映像、性犯罪者たちの群れ、テーマ性、終盤の展開は取っても好みなものだったのでかなり楽しめて観られた。