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年間一位が決したかなと思う作品。性と生が躍動するマジックアワー、貧富、若者、見えない猫、ビニールハウスを焼くという暗喩、ひたりの男の妄執とひとりの男の噴出しない狂気の行き着く先に震えが止まらない。イ・チャンドン監督は『納屋を焼く』をモチーフに傑作を撮った。
『バーニング 劇場版』を観てから村上春樹の『納屋を焼く』を久しぶりに読む。僕と彼を対にした納屋を焼くというメタファーの掌編を元に、韓国の社会と、韓国映画の狂気のサスペンスとサイコスリラー要素を加えた『殺人の追憶』を思い起こさせる作品。