遊園地再生事業団+ニブロール 「トーキョー/不在/ハムレット」 シアタートラム

遊園地再生事業団宮沢章夫作品は初見。不在者が物語の中心に位置することの軋みと互いに語られなかったことへの
運転席が不在の車の助手席に乗った不安感と既視感

面白かったのは、映像というフィルターを通したことによるフィクションとしてのリアルがより強く見えること。先にテキストありきの舞台表現のアクセントとしては、かなり秀逸。
あと驚いたのが宮沢章夫の作品の良い意味での若さ。土台がハムレットと分かっていても舞城作品をベースにしたような暴力性のある血族の物語性を感じさせられた。