ポツドール『夢の城』THEATER/TOPS

前回の物語的エロスとは一転した作品。なるほど、日常的に排泄されるSEXにはエロスが存在しないということか。猿山の猿を観るような感覚は芝居を見る人種への皮肉も感じる。そいえば観客だけど前の列の3人が女性で隣も女性で、むかしポツドールを見ていた知人の方が女は私ひとりだったと言っていたのを思い出し隔世の感があるなあと感じ入った。シベ少や毛皮族や本谷や五反田団を観てきて思ったのは最初はコアな男性(むさくるしい系+ダンス寄り)が観客だったのが流行りものの劇団として紹介されると圧倒的に女性率が増えてきて軌道に乗り出すといった構図でしょうか。ポツドールもいよいよといった感じかな。