6月の読了本

  1. 『イッツ・オンリー・トーク絲山秋子 文芸春秋

イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)

イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)

好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。

円環少女 (2) 煉獄の虚神(上) (角川スニーカー文庫)

円環少女 (2) 煉獄の虚神(上) (角川スニーカー文庫)

円環少女 (3) 煉獄の虚神(下) (角川スニーカー文庫)

円環少女 (3) 煉獄の虚神(下) (角川スニーカー文庫)

ルート350

ルート350

すばらしい新世界 (中公文庫)

すばらしい新世界 (中公文庫)

『夏休み』中村航 河出書房新社
物語には主人公が携わる機械のマニュアルや友人の趣味であるカメラの分解など工学的な手順が描かれます。この作家のは欠かせない作風というべきもので手順というものを丁寧にかつ独特のPOP的な処理方法で描くところが大好きなのです。わたしもシステム的な構築や手順を考えるのは好きなのですが、実作業となると手順を省略して感覚に頼るとところがあるので、このあたりの感覚を描ける中村さんが好きなんでしょうね。そして通底にあるロック。文脈に流れている音楽のセンスがこの方の作品を読んでいて心地よいです。

夏休み (河出文庫)

夏休み (河出文庫)

天使はモップを持って (文春文庫)

天使はモップを持って (文春文庫)