『インサイド・マン』藤沢オデヲン座

スパイク・リー監督のサスペンス。銀行強盗という題材はスタイリッシュな枠組みで理知と凶暴性の駆け引きを描けるものだと思いますが、この作品は惜しかった・・・強盗グループの真の目的の明かされ方やそれに関わってくるジョディ・フォスター演じる弁護士の立ち位置などは拍子抜けしてしまいますね。もっと面白くなりそうな作品だと思います。惜しいなあ。
警察-犯人側の駆け引きを描いた犯罪劇ものとしては去年観た香港映画『ブレイキング・ニュース』以来傑作を観ていないなあと寂しく思います。