『半月』東京フィルメックスコンペティション 有楽町朝日ホール

監督:バフマン・ゴバディ

名匠ゴバディ監督が描いたのは、イラクでコンサートを開くために国境を越えようとする老クルド人ミュージシャンと息子たちの旅。クルド人への差別や周辺国家との関係を旅のあいまの問題で具間描きながらも、幻想性やユーモアが全編に渡って作品のイメージを彩ってくれる。特に隔離されたクルド人女性たちだけの街のイメージは圧巻でした。テーマ、イメージ、本もしっかりとしている。改めてすごい監督だなと思いました。