『麦の穂をゆらす風』シネカノン有楽町

ケン・ローチによる、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作ということで期待して観ましたが、これは期待しすぎたかな?という出来の作品でした。IRA北アイルランド問題に関してはボクの知識はジャック・ヒギンズ諸作品の物語上がベースですが、この作品は民族の誇りという部分よりも憎悪の連鎖と不条理さを前面に押し出しすぎ、それがのやるせなさというよりも愚かさを感じてしまい、のりきれませんでした。