『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』ワーナーマイカルシネマズつきみ野

こちらも『大いなる陰謀』と同じく大統領選に向けてのキャンペーン映画だろうけど、ソ連のアフガン侵攻を止めたとされる下院議員のドラマはとても巧くまとまっている。反共産主義者の女富豪や侵攻を止めるならヘリを落とせばいいなどの単純化された記号も冷戦への皮肉な気がして面白い。最後の独白の苦味も現在のアフガン情勢を知っている今の人間にとっても歴史という重みを感じさせてくれた。