『レイチェルの結婚』ル・シネマ


薬物中毒のリハビリ施設から帰った妹が姉の結婚式に出る物語をハンディカメラの映像で親子姉妹の心情をリアルに抉りだす。埋められない孤独、犯した罪、強迫観念や自虐的な人間像の妹キム役を演じたアン・ハサウェイにはこんなに演技力あったのかと驚いた。個人的に印象的だったのは、姉が言った妹と父親が常に事件を待っていてそれを乗り越える共犯関係にあると二人を責める場面。3人の築いてきた関係性が巧く表せている場面だと思う。結婚式の多種多彩な音楽、民族的要素の魅せ方、音楽とドラマ性の交錯も実に巧い。