『キャラメル』シネマベティ


ああ、やっぱり観てよかった。ベイルートのあるヘアエステアロンの4人の女性の物語。レバノンとはどんな土地なんだろう?歴史では古代史や中東情勢として知識では知っているけれど、フランス支配下の西欧的な影響の残り香がまだこれだけ残っているとは意外だった。映画は、女であることの悲しみや喜びを綴っていくもの。恋するロマンチックなお巡りさんや官能的な髪を持つ女性、女であることを諦められない描写などが実に良い。何よりラストの年老いた姉のため、恋を諦める女性の姉との二人の姿の画面が実に切ない。素晴らしい映画だ。ほんと観てよかったあ。