『フランシス・ベーコン展』東京国立近代美術館


肉体は強固だ、しかし魂の残り香の器でしか無いかもしれない。残響を留め、咀嚼し喰らう、本能が漏れ出ている描写に惹かれる。ウィリアム・フォーサイスのダンスを観て。コンテンポラリーダンスの魅力のひとつが肉体を制御しつつ、精神を爆発的に解放させる、その軋みを体感出来ることだと思うけれど、成る程ふたりの作品を観て連環が理解出来た気がする。