『スター・トレックイントゥ・ダークネス』TOHOシネマズ海老名

ドラマ製作のJ・J・エイブラムスは大好きだけど、映画監督としては評価できないなとずっと思ってたんですが、この作品は素晴らしかった！同胞を守るためのテロリズムに対する報復攻撃への是非の問いかけ、戦争への道筋をたてる組織、テロリズムでも戦争でもない第三の道をさぐるエンタープライズ号のクルーたちを描いたこの作品はそのまま現在アメリカへの問いかけになっている。J・J・エイブラムスらしくシリーズでの積み重ねが生きていて、彼らの良い意味での軽いキャラクターへの愛着が増して行き、重くなりがちなテーマとのバランスが絶妙。敵役の超人カンバーバッチの重量感も最高だった。