『かぐや姫の物語』TOHOシネマズ海老名


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ほんとだ。多くの人が言っているように現代女性の自意識を抱えたかぐや姫を描くという物語だった。そして日本のアニメーションはこういう進化もあったのではないかという平行世界の物語でもある。美を求めて地獄の時代を生きるという物語を描いた宮崎駿。ささやかな生を泣き笑いと共に自然と共生して生きることを知ったものが、喜びも悲しみもない世界に旅立つといった物語を描いた高畑勲。夢も希望もなく素晴らしい。ジブリはとんでもない爺さんたちを抱えていたんだな。