『GODZILLA』109シネマズグランベリーモール


素晴らしい!人間ドラマや怪獣大決戦にも重石を置かない古代生物生態系・闘争、核・原子炉、軍事作戦を題材にシミュレートした怪獣映画だった!個人的には『ボーン・レガシー』の作風に近く感じた。こんなに好みの怪獣映画は初めてかも。ゴジラのファンになっちゃうよ。原発事故、大地震、妄執の研究者と爆弾処理の軍人の息子、避難区域の真実と序盤の組み立ての巧さは、ギャレス・エドワーズ監督がBBCドキュメント出身と知って納得。ゴジラと云う中心を成す存在の不在感も効果的、米軍の指揮権をひとりの司令官に絞り、政府やマスコミ、愚かな人間のドラマを排して、プロフェッショナルな人々の描写に徹しているのがとても好み。そう、避難民を輸送するバスの運転手でさえも!電磁波を発する怪獣の影響でレトロな軍事作戦になる展開もニヤリとしちゃう。

20:10~22:25 [L]