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リアル宇宙ミッション映画としては完璧だと思う。惑星を超えたサイエンスとインテリジェンス描写・映像喚起力はさすがリドリー・スコット。仕方ないが原作のワトニーのオタク精神ユーモアの語り口とDIYの面白さは半分も出てないかな。とはいえ、トライアンドエラーの描写、ワトニーの陽気と屈託のなさ、不屈な面はマット・デイモンらしく演じていてとても好感が持てる。個人的にはウディ・アレン並みに喋り捲るコメディ寄りでも良かった気もする。NASAの面々の人物の描き分け・整理のされ方は際立っていたな。組織を守る者、クルーの立場に立つ者、ワトニーの意図を汲む者。クルーもイメージどおりの配役、其々のユーモアが醸し出されていた。
20:20〜22:55
