(C)agnes varda et enfants 1994
豊潤で贅沢な時を感じられる映画。占い、帽子屋、自宅、カフェ、アトリエ、映画、公園へ徒歩・タクシー・車・バスで移動し語りあうクレオが過ごす2時間に彼女と周囲の人々の時と生が刻まれる。街が主人公でもある。夏に観るヴァルダは最高だった。街と生活する人々の息吹、病気の告知を待つクレオ役のコリンヌ・マルシャンの衣装と気持ちの変遷、アルジェリア戦争に従事する軍人アントワーヌとの粋で示唆に富む会話。街を歩き廻る映画はほんと好みなんだ。
16:50[D]