(C)2017 Twentieth Century Fox
20:20~22:30
すごい……。惨殺された娘の事件が解決されないことを問いかける三つの朱の看板。遣る瀬無い人々が遭う遣る瀬無い出来事で起こる遣る瀬無い感情が産み出す憎悪、暴力、報復、改悛がハードボイルドに、時に南部の毒のあるユーモアで語られる。意外なる相棒を得た復讐の旅路。傑作!
途轍もない強度を備えた脚本を描いたのは、日本では長塚圭史が翻訳劇として演出してきた『マーティン・マクドナー』血と銃撃と猫の喜劇『ウィー・トーマス』などをPARCO劇場で観たのは懐かしい。前作『セブン・サイコパス』など、この傑作のルーツを観ているのは嬉しい。
金曜日夜の映画は1ヶ月ぶりだ。珈琲と読書は年明け初かな。落ち着くなぁ。