『四月大歌舞伎』新橋演舞場

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昼の部 午前11時~

河竹黙阿弥
通し狂言
一、青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)
白浪五人男

序 幕


二幕目

大 詰
初瀬寺花見の場
神輿ヶ嶽の場
稲瀬川谷間の場
雪の下浜松屋の場
稲瀬川勢揃の場
極楽寺屋根立腹の場
同  山門の場
滑川土橋の場
弁天小僧菊之助
日本駄右衛門
南郷力丸
忠信利平
赤星十三郎
鳶頭清次
松屋伜宗之助
千寿姫
青砥左衛門
松屋幸兵衛
菊之助
松緑
彦三郎
坂東亀蔵
梅枝
歌昇
萬太郎
尾上右近
錦之助
團蔵
岡村柿紅 作
二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)
山蔭右京
太郎冠者
侍女千枝
同 小枝
奥方玉の井
菊五郎
権十郎
尾上右近
米吉
左團次


一、青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)
七五調の名台ぜりふと、名場面の数々で魅了する傑作
 盗賊の弁天小僧菊之助と南郷力丸は、千寿姫から家宝の「胡蝶の香合」をだまし取ります。そこへ盗賊の日本駄右衛門が現れ、香合を巡って争いますが、力量の差を感じた二人は駄右衛門に従い子分になります。
 一方、信田家のために金策に奔走する旧臣、赤星十三郎は、家来筋の忠信利平が盗賊となって駄右衛門の一味に加わっていることを知り、自身も盗賊として主君のために働くことを望みます。こうして駄右衛門のもとに弁天小僧、南郷力丸、忠信利平、赤星十三郎が集い、白浪五人男と称して盗みを働くようになります。
 ある日、雪の下にある呉服屋の浜松屋に、美しい娘と供侍が婚礼の品物を見繕うため訪れます。やがて店の者が娘が万引きをしたと騒ぎ立てますが、見誤りだったため店主の浜松屋幸兵衛が無礼を詫び、100両を渡そうとします。すると居合わせた玉島逸当という侍がこれを止め、娘が男であることを見抜きます。実は娘は弁天小僧、供侍は南郷力丸。そして、逸当こそ日本駄右衛門で、浜松屋の金を奪うための策略でした。追手を逃れて稲瀬川に勢揃いした五人。やがて弁天小僧たちは極楽寺まで逃れていきますが、その行き着く先は…。
 河竹黙阿弥の名作を、通し狂言でご覧いただきます。

二、新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)
浮気な夫と嫉妬深い妻の、滑稽味あふれるひと幕
 大名山蔭右京は愛人の遊女花子から恋文を受け取りますが、奥方玉の井が片時もそばを離れないため会いに行くことができません。そこで一計を案じ、玉の井に頼み込み、ひと晩持仏堂で座禅をする許しを得ると、家来の太郎冠者を身替りに花子のもとへと出かけていきます。しかし身替りを知った玉の井は、太郎冠者と入れ替わって右京の帰りを待ち構えることにします。そうとは知らずに戻った右京は、奥方を太郎冠者と思いこんだまま花子との逢瀬を語って聞かせます。
 いつの時代も変わらぬ夫婦のやり取りが可笑しみを誘う、舞踊劇をお楽しみください。