『7月歌舞伎観賞教室』国立劇場

中村松江さんが芝居に登場する十二支の動物をテーマに歌舞伎の魅力を語る趣向で子供向けで分かりやすくて面白い。子供のころ、こういったものを見て歌舞伎を好きになってくれるといいね。本編は「新版歌祭文」‐野崎村‐。義太夫狂言で世話物って子供たちには渋すぎるよな。

 『雲南の少女ルオマの初恋』東京都写真美術館ホール

雲南少数民族の少女が街でであった都会の写真家に恋をする物語。雲南の棚田の美しさ、少数民族の素朴な暮らしと郷愁を誘う伝統行事や歌、変わらざるを得ないものと変わらないものを見据えた小品。少女が好きになる写真家の青年が結構駄目なのが個人的につぼ。あと、お婆ちゃんと孫娘の二人暮しって設定がなんか泣けるんだよなあ。こーいうのに弱い。お爺さんとハイジとか、ペーターと羊とか、ね。