『ココシリ』日比谷シャンテシネ

チベット高原の海抜4700メートルに位置する過酷な山岳地帯“ココシリ”を舞台に、密猟団から希少なチベットカモシカを守るため組織された民間パトロール隊の命をかけた壮絶な活動の記録を追った感動のアクション・ドラマ。実話を基に、「ミッシング・ガン」のルー・チューアン監督が映画化。

久々に心が震える作品を観られました。過酷な美しい自然とそれを踏みにじる欲と生きるという残酷さ。自然と信仰への帰依と使命感からパトロール隊が自警団的な役割でココシリを守護しているが、北京から来た記者が同行する密猟者の追跡行で徐々に現れてくる矛盾、容赦ない自然によって切り捨てられていくもの、構成もテーマも紡ぎだされる映像も全てが印象的な映画でした。すごかったあ。