『アンデルセン・プロジェクト』世田谷パブリックシアター

カナダの演出家ロベール・ルパージュ作品の一人芝居を白井晃が演じた日本語バージョン。
カナダ人の作詞家、フランスのオペラ劇場のディレクター、そしてパリに住む若いモロッコ系移民を主軸にアンデルセンの童話、『木の精ドリアーデ』、『影法師』といった作品の側面を物語り上に浮かび上がらせる作品です。
何といっても圧巻なのが演出。「ルパージュ・マジック」といわれるその映像と芝居の掛け合わせ型の斬新さです。グラフィティーアートの使い方にはじまるガジェットの使用はちょっと今までに観たことがないものですね。まさに世界レベルの演出でした。