7月の読了本

  1. 『銃』中村文則 新潮社


銃 (新潮文庫)

銃 (新潮文庫)

ほどけるとける

ほどけるとける

寺暮らし (集英社文庫)

寺暮らし (集英社文庫)

ハゴロモよしもとばなな 新潮社
恋に破れて故郷に戻ってきた女の子の日常を描いた作品だけれど、ものすごく感じ入ってしまいました。心の中にあるしんと冷えたものを抱えている登場人物たちが、出会いや触れ合いや記憶、世界に在る不思議を感じていって、小さな日常がある、デモ大きな流れに身を任せていく。こういったものを描ける作家さんは増えてきているような気がしますが、よしもとばななさんは別格なのかなあと感じましたね。「大きな流れ」というものはちょっと自分自身で捉えて生きたいものなので、また機会があったら書きます。

ハゴロモ

ハゴロモ

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

彼女のプレンカ (集英社文庫)

彼女のプレンカ (集英社文庫)

『お縫い子テルミー』栗田友起 集英社
表題作のテルミーがすばらしい。流しのお縫い子が女装するシンガーに惚れるお話。いやーセンスあるわあ。
お縫い子テルミー (集英社文庫)

お縫い子テルミー (集英社文庫)

ほんじょの鉛筆日和。本上まなみ 新潮社
ふんわかほっこりエッセイ。味がある共感度抜群のエッセイ集でした。へもへも〜。前のも買おうっと。
ほんじょの鉛筆日和。 (新潮文庫 (ほ-14-2))

ほんじょの鉛筆日和。 (新潮文庫 (ほ-14-2))

『初恋温泉』吉田修一 集英社
なんかマガジンハウス連載みたいね。実際は「すばる」だけど。吉田さん、ちょっと通俗的な方面に走りすぎだと思います。『ランドマーク』みたいな傑作また描いて欲しいなあ。
初恋温泉

初恋温泉

座敷童にできるコト (6) (電撃文庫 (1292))

座敷童にできるコト (6) (電撃文庫 (1292))

哀しみキメラ〈2〉 (電撃文庫 1285)

哀しみキメラ〈2〉 (電撃文庫 1285)

海のふた (中公文庫)

海のふた (中公文庫)

少女七竈と七人の可愛そうな大人桜庭一樹 角川書店
これは巧い。旭川の少女七竈を中心に添えて周りの人や犬が語る構成は良いし、文体、キャラクターも秀逸。今後も期待できますね。

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人

『日傘のお兄さん』豊島ミホ 新潮社
ちょっと普通の人たちからはみだしてしまった人物像を描いた短編集。最近の成長ぶりを伺える近作と比べると物足りませんが、片鱗はうかがえます。

日傘のお兄さん

日傘のお兄さん

『りんこ日記』川内倫子 フォイル
平易な文章ながら、食や人の出会いや仕事への姿勢やいい意味での普通っぽさが写真と同じく親しみやすを感じさせてくれますね。

りんこ日記

りんこ日記

ほんじょの虫干。 (新潮文庫)

ほんじょの虫干。 (新潮文庫)

ニシノユキヒコの恋と冒険 (新潮文庫)

ニシノユキヒコの恋と冒険 (新潮文庫)