『カティンの森』岩波ホール


オープニング、ナチスドイツとソ連軍から挟撃され、どちらに逃げても悪夢というポーランドの国土の悲劇性を現していて心をつかまれる。ポーランド軍の将校達が虐殺されたカティンの森の虐殺とはなんだったのか、遺された家族達や時代を追いながらラスト、その徹底した効率化された虐殺システムが淡々と描かれていく。戦慄を覚えながら劇場をするのは実に久しぶり。