2021-01-09 『ホモ・サピエンスの涙』川崎市アートセンターアルテリオ映像館 映画 (C)Studio 2415:10 ロイ・アンダーソン監督新作。都市の箱庭で生きる人々の滑稽さを描く演劇的演出の作品は健在。だが今作はキリスト、信仰をなくした牧師、ナチス、戦争、廃墟、人の原罪が哀切に響く。人が立ち止まる大地と対比する空の恋人たちと鳥の群れ。彼の作風にはどこか心が動く。