代々木上原・表参道~乃木坂・大手町~竹橋

GW後半1日目は快晴。引越しをしたらロマンスカーにたどり着くのにも一苦労。満席だけれど意外と静かだ。

新宿から上原へ。ロスパペロテスで『信長・イノチガケ』坂口安吾 講談社文芸文庫 を購入。世界文学全集がたくさん入っていて心惹かれたが重さがなぁ。


今日はのんびりと好きな場所で過ごしたいので『スワンレイクパブエド』でゴールデンエールとガパオライスのお昼。相変わらず美味しい。『この冬の私はあの蜜柑だ』片岡義男 を読み始めて休日最高!な気分に。


上原から表参道へ。すっごく久しぶりな青山ブックセンターへ。『エドワード・ホッパー作品集』や外文新刊を眺める。数年前の金沢旅行の際に最高な読書体験を出来た『掃除婦のための手引き書』ルシア・ベルリンの新刊『すべての月、すべての年』を購入。訳者の岸本佐知子さんサイン入りでホクホク。


青山霊園を横切るこの通りはとても好き。いつもはタクシー休憩が多いけれどもGWだからフル稼働なのだろうな。ミッドタウンと森ビルが見えてくると乃木坂まですぐだ。




乃木坂で散歩を終えて大手町へ。国立近代美術館まで歩いて珈琲休憩をとろうと思いたつもパレスサイドビルが祝日全店閉店なのを忘れていた。官公庁街なので周辺のカフェも全てお休み。仕方なくコンビニで珈琲休憩。


今年これだけは見逃したくないと思っていた『没後50年 鏑木清方展』東京国立近代美術館へ。築地明石町・新富町・浜町河岸の三部作はやはり凄みがある。解説にある築地明石町の袖口から覗く襦袢の色味や匂い立つ色気。隅田川泉鏡花・歌舞伎と自分が好きなものが題材が関連して昇華している。最高だ。

MOMATコレクションも久しぶりに観る。面白かったのは郷津雅夫『ハリーズ・バー』NYのバーの一席に座る様々な男たち。ハードボイルドな物語性を感じる。


河合玉堂の『行く春』などを観て遅い花見気分に浸る。フランシス・ベーコンにも久々の再会。大手町から東京駅まで歩く。思ったよりも人が少ないな。東海道線で座って帰宅。しかし都内が遠くなってしまったな。10キロ歩いて疲れた。