第2部
傾城反魂香
土佐将監閑居の場
3:00-4:30
幕間 30分
連獅子
5:00-5:55
第2部
近松門左衛門 作
一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
土佐将監閑居の場
浮世又平後に土佐又平光起
女房おとく
土佐修理之助
土佐将監光信
将監北の方
狩野雅楽之助
中村 歌昇
中村 種之助
中村 莟玉
中村 吉之丞
中村 歌女之丞
尾上 松也
河竹黙阿弥 作
二、連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精
狂言師左近後に仔獅子の精
法華の僧蓮念
浄土の僧遍念
尾上 松也
中村 莟玉
中村 種之助
中村 歌昇
第2部の幕開きは、『傾城反魂香』。絵師・又平とおとく夫婦は、土佐の名字を願い、師匠を訪ねます。言葉が不自由な自分に代わり口達者な女房が訴えるも許されず、死を決意した又平が心魂込めて手水鉢に自画像を描くと――。又平が起こす奇跡と、夫婦の絆が胸を打ちます。『連獅子』は、能の「石橋」をもとにした松羽目物。前半は、文殊菩薩の使いである霊獣の獅子が仔獅子を谷底へ蹴落とし、這い上がってきた子だけを育てるという故事を見せます。ユーモラスな間狂言「宗論」を挟み、後半は獅子の精が豪快に舞い納めます。