明治座創業百五十周年記念 『壽祝桜四月大歌舞伎』明治座

義経千本桜
鳥居前

11:00-11:50
幕間 30分
大杯觴酒戦強者

12:20-1:35
幕間 30分
お祭り

2:05-2:25

〈演目・配役〉
昼の部11:00開演
義経千本桜 鳥居前』
兄頼朝から謀反の疑いをかけられ都落ちしようとする源義経のもとに、愛妾の静御前がやってきます。義経は静の同道を許さず、代わりに“初音の鼓”を自らの形見にと預けます。一人残され追手に捕らわれそうになった静は、家臣の佐藤忠信に助けられます。その働きを見て義経は、忠信に静の守護を託し、西国へと落ち延びてゆきます。静に付き従う忠信はどこか不思議な雰囲気を漂わせるのでした。 義太夫狂言の三大名作の一つ『義経千本桜』より、様式美に満ちた一幕をご覧いただきます。
佐藤忠信実は源九郎狐 片岡愛之助
武蔵坊弁慶 中村 歌昇
静御前 片岡千之助
亀井六郎 市川 男寅
逸見藤太 中村種之助
源義経 上村 吉弥
『大杯觴酒戦強者』(おおさかづきしゅせんのつわもの)
足軽の原才助は内藤紀伊守に仕え、大の酒好きでいつも昼間から酔っ払っています。そんな才助はある日、紀伊守から、酒豪で有名な井伊掃部頭直孝の酒の相手をするように言いつけられます。二人は飲み比べをし、才助の飲みっぷりのよさに直孝も機嫌がよくなります。才助は酔うままに戦場の物語をはじめますが、その正体を武田の旧臣馬場三郎兵衛であると見破られて…。
河竹黙阿弥が初世市川左團次の為に書いた、酒を主題にした痛快な内容で、明治座太夫元であった初世左團次にゆかりの深い作品をお楽しみください。
足軽原才助実は馬場三郎兵衛 中村 芝翫
内藤紀伊守 松本幸四郎
小姓木村采女 中村 莟玉
同 松浦主水 中村歌之助
平岡治右衛門 中村 松江
井伊直孝 中村 梅玉
『お祭り』
神田明神の御祭礼である「神田祭」に浮き立つ中へ、いなせな鳶頭がやってきます。ほろ酔い機嫌の鳶頭は町娘、若い者を相手に、派手に踊って見せます。 江戸の大祭を題材にした清元の舞踊です。江戸の活気と粋で、華やかな風情あふれる一幕をご堪能ください。
鳶頭梅吉 中村 梅玉
町娘お玉 中村 莟玉
若い者公造 市川 男寅